チャンクローダーとは、プレイヤーがいない場所をロードし続ける仕組みのこと。
遠くの場所は凍結される
マイクラでは、プレイヤーから一定以上距離が離れた場所は凍結され、モブ、植物の成長、かまどといったそこに存在している色々なものの動きが停止する仕様がある。ゲームが重くなりすぎないようにするための仕組み。
例えば、デスした時にアイテムをドロップすると5分で消えてしまうが、遠く離れた場所の場合、5分以上消えずに残っていることがあるのはこの凍結される仕様のため。
嬉しい機能のようにも感じるが、色々な自動化した仕組みがプレイヤーがいないときでも動いておいてほしいことがある。
それを解決するのが、チャンクローダーの仕組み。
そもそもチャンクとは
チャンクとは「塊」を意味し、マイクラではエリアの区切りのことを言う。
1チャンクは16x16マスで、F3 + Gキー でチャンクの境界を表示することができる。
スライムボールのために探すことがある「スライムチャンク」というのは、低確率で存在するスライムを生み出す性質を持ったチャンクのこと。
バニラ(Modなし)
バニラでもチャンクローダーを使うことは一応できる。
初期スポーンのチャンクを利用する
マイクラでは初期スポーン周辺だけは常に読み込まれる仕様になっているため、自動化の仕組みをその辺りに置くことで常に稼働させることができる。
なお、バージョン1.20.5からは読み込まれる範囲がかなり狭くなった。
広さは以下の通り。
- バージョン1.20.5より前:19×19チャンク
- バージョン1.20.5から:3x3チャンク
参考:Fandom Minecraft Wiki - スポーンチャンク
このサイトの情報によると何が動いて何が動かないというのは実際にはもうちょっと複雑なようだが、上記のように認識しておけば基本的には問題ない。
ちなみに、初期スポーン地点を確認したい場合、リスポーン地点になっているベッドを破壊してデスすればOK。
ネザーゲートを使ったチャンクローダー
マイクラには、「ネザーゲートを何かが通過した時にその周囲の環境をしばらくの間読み込む」という仕様がある。
何かというのは、プレイヤーの他にもモブやアイテムも含む。
これを利用して、レッドストーン回路によってディスペンサーやトロッコ、ホッパーなどでアイテムを動かす仕組みを作って、定期的に何度もネザーゲートをくぐらせることで、チャンクローダーの仕組みを実現する。
この記事では細かなブロックの置き方は解説しないので、知りたい場合は他を参考にして欲しい。
バージョンによってアイテムの挙動や読み込みの仕様が変わる可能性があるため、仕組みによっては特定のバージョンで使える・使えないという事がある。
バニラで作ろうとする場合は、そのあたりも注意。
エンダーパールを使ったチャンクローダー
バージョン1.21.2からは、「エンダーパールを投げると投げられたチャンクが読み込まれる」という仕様が追加された。
この仕様を利用して、水にエンダーパールを投げて浮かせておくことによりバニラでも簡単にチャンクローダーの仕組みを作れるようになった。
こちらも細かな仕様やセッティング方法は解説しないので、知りたい場合は他を参考にして欲しい。
あまりメジャーではない
そもそも、バニラではチャンクローダーが必要になるケース自体が少ないことや、仕組みを作るのが始めての人にとっては作るのがそれなりに大変でもあるため、バニラでのチャンクローダーはそこまでメジャーではない。
チャンクローダーの機能があるMod
- FTB Utilities / FTB Chunks 地図Modで、地図上から凍結したくないチャンクを設定できる
- Chicken Chunks アイテム設置型。比較的有名なModで「Chicken Chunks 1.8.+」という方が新し目なバージョンに対応している
- Chunk Loaders アイテムを設置型。バージョン1.21まで対応している
- Mekanism 工業Modで「Anchor Upgrade(アンカーアップグレード)」というアイテムを特定の設備アイテムにセットすることでチャンクを読み込んだままにできる
- CC: Tweaked プログラミングModで「Chunky Turtle (チャンキータートル)」というアイテムを設置することでチャンクを読み込んだままにできる
おそらく探せばまだまだある。
Modパックで遊んでいるなら、何かしら1つは入っているのではないだろうか。
Mod「FTB Chunks」については、解説記事を作成済み。
注意点
チャンクローダーは使えば使うほど負荷が大きくなる可能性があるため、マルチプレイ用のサーバーで遊んでいる時などは特に使いすぎないように注意。