Applied Energistics 2 (アプライド エナジスティクス ツー)は、隕石から採取できる素材を使って作る大規模なストレージ&工業化Mod。
大容量化、ソート、検索、仕分けなどができる高機能ストレージを構築できる他、隕石の墜落現場やアメジストのような成長する水晶が出てきたりなどの冒険要素・魔術Modっぽい要素があったり、空間を丸ごとアイテムに収納して拠点を引越しできたりもするなど独自の工業要素もたくさんあるやりごたえのある面白いMod。
一応発電要素もあり「火力発電機」、「エナジーセル」という発電機&バッテリーアイテムが使える。
他にも高度な要素がたくさんあるがかなり難しいものもあって私もすべての要素を把握していない。
今回は、序盤にやること〜ストレージの最小構成での構築までを紹介。
※レシピについては必要以上に細かく説明しません。「JEI」などのレシピ検索Modを併せて使うことを推奨
Refined Storageとの比較
電力を使うストレージModである「Refined Storage」と似ておりよく比べられるが、Refined Storageの方が後発でApplied Energistics 2のストレージ要素だけを切り出してシンプルにしたようなMod。作者も別。
Applied Energistics 2の方がより高度なことができるが少し難易度は高めではある。
バージョン
今回解説するバージョンは12.9.5で、本体バージョン1.19.2に対応。
※本体バージョン1.20.1に対応したModパック「ATM9」でも遊んだが、基本的な内容は変わっていないことを確認。今後のバージョンによって内容が変わる可能性があります
日本語化の対応有無
アイテム名はほぼ日本語化されているが、ゲーム内ガイドは日本語化されていない。
解説なしで進めるのは難しめ。
ゲーム内ガイド
いくつかのガイドはあるのだが、正直なところあまりわかりやすくはまとまっていない。
チュートリアル本
「ガイド」というアイテムをチャージャーを使って作ることができる。
このModアイテムのアイコン上で「G」キーを長押しすることで、ガイドのアイテムページを開くことができるようになっているが、ATM9ではキー設定が他のキーで潰されていたので、私は「W」キーに変更した。
ただし、中は日本語化されないので英語が読めない/読むのが面倒という人は別に作らなくても良いかも。
Web版ガイド(英語)
Web版のガイド(英語)ページがあり、ブラウザのページ翻訳を使って見れるのでゲーム内のガイドよりは見やすい。
色々見てみると大体どんな要素があるかわかるので理解が捗りそう。
JEIの機能を使う
ケルタスクォーツなどのごく一部のアイテムはJEIに説明が載っているものがあり、アイテムのアイコン上で「R」キーを押して確認できる。
最初にやること
全体の流れとしては以下のような感じで、ストレージを便利に使えるようになるまでの道のりは結構長め。
- 隕石の墜落現場を探してアイテムを回収
- 芽生えたケルタスクォーツを育ててケルタスクォーツの水晶を集める
- チャージャーでチャージ済みケルタスクォーツの水晶を作る
- 特殊なアイテム変換を使ってフルーシュの水晶を作る
- 刻印機を使って回路を加工する
- これらを使ってストレージの最小構成に必要なアイテムをクラフトする
ストレージの最小構成に必要なもの
- MEコントローラー
- MEターミナル
- MEドライブ
- フルーシュのMEガラスケーブル
- 1k MEアイテムストレージセル
これらの素材を集めるために、まずはワールドに生成される隕石の墜落現場を探す必要がある。
順番に説明していく。
隕石の墜落現場を探す
必要なもの
- シルクタッチのついたツルハシ
- 長距離の移動手段
最初は頑張って探す必要があるので、地図Modが入っているなら見かけた時にピンを刺しておくと良いかも。
隕石内のブロックを破壊して以下のアイテムを回収する。
- 神秘的なキューブ シルクタッチがついてないツルハシで破壊して中のアイテムを回収
- 回路の金型 各種。後で使用する
- ケルタスクォーツの芽 シルクタッチがついてないツルハシで破壊してケルタスクォーツダストを回収。大きさが色々あるが一旦全て破壊してしまってOK
- 芽生えたケルタスクォーツブロック シルクタッチがついてるツルハシで破壊して回収。こちらも種類が色々あるが一旦全て破壊してしまってOK
- スカイストーンブロック
芽生えたケルタスクォーツブロックはアメジストのような見た目をしているが、芽生えたアメジストとは違ってシルクタッチがついているツルハシで破壊して回収可能。
なお、Modパックでは「Ad Astra」というModも隕石の墜落現場を生成するので間違えないように注意。
隕石コンパスを使って探す
隕石コンパス (Meteorite Compass) は、隕石の墜落現場を指し示すコンパス。
ただし、おそらくワールド生成系のModとの互換性の問題で、たまに何もない場所を刺すことがあるのが難点。
作り方は、通常のクラフトでは作れずチャージャーに向かってバニラのコンパスを右クリックしてセットすると変化する。
チャージャーだけなら銅と鉄で作れるので、墜落現場探しができるようになる。
チャージャーを動かすには電気が必要で、とりあえずこれにチャージする分だけでも電力を用意したい場合は、「木のクランク(Wooden Crank)」で手動で発電できる。
序盤用の人力発電機。
芽生えたケルタスクォーツブロックを育てる
隕石の中から芽生えたケルタスクォーツブロック類が回収できたら、拠点付近に設置して育つのを待つ。
ブロックの周囲(上下左右前後)に障害物がないようにして、間隔は2マス空けて設置しよう。
ケルタスクォーツの塊まで成長したら、シルクタッチがついてないツルハシで破壊してケルタスクォーツの水晶を集める。
幸運がついていると良い。
チャージ済みケルタスクォーツの水晶を作る
チャージャーを使用してケルタスクォーツの水晶からチャージ済みケルタスクォーツの水晶を作る事ができるので、
チャージャーを作って電力を供給、ケルタスクォーツの水晶を持った状態で右クリックしてセット。数秒で変化する。
できた。
チャージャーはホッパーを上下に配置して半自動化すると良さそう。
フルーシュの水晶を作る
地面に1マス穴をほって水を入れ、そこに以下のアイテムを入れるとできる。
- ネザークォーツ
- レッドストーンダスト
- チャージ済みケルタスクォーツの水晶
できた。
たくさん必要になるので、ある程度集めて一気に作ると後が楽。
刻印機で各種プロセッサを作る
この辺はJEIを使ってレシピ通りに進めればOK。
種類が多いので全てのアイテムの紹介は省略するが、上級プロセッサを作るだけでも以下の手順を必要とする。
- (かまど) ケルタスクォーツダスト(またはネザークォーツ) → シリコン
- シリコンの金型 + シリコン = シリコン基盤
- 上級回路の金型 + ダイヤ = 上級回路
- 上級回路 + シリコン基盤 + レッドストーンダスト = 上級プロセッサ
各種金型は、隕石の墜落現場で見つかるので持っていない金型がある場合はもうちょっと隕石の墜落現場を探そう。
1台の刻印機だけで回そうとするとかなり面倒で、個人的には各種金型の数と同じ数(合計7機)の刻印機を用意するのがオススメ。
最小構成で配置
- MEコントローラー
- MEターミナル
- MEドライブ
- フルーシュのMEガラスケーブル
- 1k MEアイテムストレージセル
これらを設置する。
中央にMEコントローラー、右にMEドライブ、左にフルーシュのMEガラスケーブルを設置。
MEコントローラーには電力が必要。
下の画像では、別Modの発電アイテムから繋いだ電力ケーブルを繋いでいる。
フルーシュのMEガラスケーブルにMEターミナルを取り付ける。
MEドライブに1k MEアイテムストレージセルをセット。
MEターミナルを右クリックしてアイテムを出し入れできるようになった。
補足
電力
最小構成の説明では電力に関する事は省略したが、冒頭で少し述べたようにこのMod自体にも発電要素はあって、以下のアイテムが使える。
- 火力発電機 発電機
- エナジーセル バッテリー
- フルーシュのMEガラスケーブル ケーブル
ただ火力発電機はそこまで大量の発電力はないので、大規模に使いたい場合や燃料を気にせず使いたい場合は他Modの発電機に頼ることになる。
Crystal Resonance Generator
1.20頃に追加された新し目な発電機で、一度作れば燃料無しで少量の電気を発電し続ける。
夜でも動くソーラー発電機のようなもの。
動かすには以下のような条件がある。
- MEコントローラーなどの機械に向かって紫の逆側の面が接するように設置すると発電し始める
- 1ネットワークにつき1つまでしか接続できない(複数接続しても1機しか発電しない)
- なので、たくさん作って電力を無限化することはできない。
小規模の設備ならこれで電力を十分まかなえるので、1.20からは序盤からストレージやいくつかの要電力アイテムが使いやすくなっている。
他Modの電力との互換
このModはAEという独自の電力を使うが、他Modのアイテムによっては直接の互換性がないことがあるのでその場合、「エナジーアクセプター(Energy Acceptor)」を間に噛ませることでメジャーな別Modの電力と互換性を保つことができる。
※別Modの電力やケーブルは色々あるので、すべての電力・アイテムとの互換性を保証するものではない
芽生えたケルタスクォーツ類の特徴
芽生えたケルタスクォーツ類は、芽生えたアメジストと違って再設置できるので拠点近くに設置してケルタスクォーツが成長したら回収する、という感じにできる。
ただし、シルクタッチがついているツルハシで破壊しても破壊するごとに質が低下していくので何度も破壊・再設置をすると通常のケルタスクォーツブロックになる。
また、時間経過によっても質は低下する。
質が低下し続けると最終的に通常のケルタスクォーツブロックになり、ケルタスクォーツの芽が成長しなくなる。
これは、チャージ済みケルタスクォーツの水晶と一緒に水に入れることで芽生えたケルタスクォーツに変化させることができる。
CurseForge URL(英語)
CurseForge - Applied Energistics 2