Botania(ボタニア)は、花やキノコなどの植物を扱う大規模の魔術Mod。
マナという工業化Modでいう電力に当たる動力源を使い様々な装置を動かしてアイテムを作る。
自動化の要素がありModのページでは「魔術をテーマにした工業化Modである」と紹介されているほど自動化の要素が重視されている。
このModを進めることで、
- 武器、ツール、防具
- 様々な特殊効果のあるアクセサリ、使用アイテム、ポーション
- 様々な装飾ブロック
- 色々なアイテムの代替レシピ、苗木や花のクラフト
などが作れるようになる。
Modを進めると、ポータルを作ってトレードをしたり別次元にいってボスと戦ったりもできるらしい。
※通常、異世界へ行くことは出来ないが、アドオンMod「Mythic Botany」を入れることで別次元を追加できるらしい
その他の特徴
他にもこのModの作者は以下のようなこだわりがある模様(要訳)。
- パイプやワイヤーなし 退屈な作業を省くため
- GUIや数字なし 右クリックでメニューを開いて使うアイテムや細かな設定がほぼなく直感的に使える。難しすぎないように
- アイテムの見た目へのこだわり おそらく工業Modにありがちな立方体の工夫の少ないデザインを避けたいということかな
- 目的のための手段にしない Modを進めること自体を楽しめるように
バージョン
今回解説するバージョンは1.20.1-441-FORGEで、本体バージョン1.20.1に対応。
CurseForgeから利用可能だが、前提Mod「Patchouli」、「Curios」が必要。
※今回筆者はModパック「ATM9」内で遊んでいます。
日本語化
日本語化されている。
※英語の情報が多いため、記事内では英語のアイテム名を併記することがあります
筆者のプレイ状況
結構前(本体バージョン1.12頃)からこのModの存在は知ってはいたが、終盤までは進めたことがなく割とにわかで、今回の記事は序盤でやることの備忘録的な感じになる。
※もし間違いが見つかったらすぐに修正しますが、温かい目で見てもらえるとありがたいです
チュートリアル本
「ボタニア植物辞典(Lexica Botania)」というアイテムを任意の苗木と本でクラフトできる。
このModにどんな要素があるかを確認できるので作って確認しておくと良さそう。
「基本と機構」カテゴリに最初にやることが大体書いてある。
序盤にやること
序盤にやることは大体決まっていて、ざっくり以下のような感じになる。
- 「神秘の花」や「きらめくキノコ」を集める
- 「花びらの調合所」をクラフト
- 「ピュアデイジー」を作成
- 「リビングロック」、「リビングウッド」を作成
- 「マナプール」、「マナスプレッダー」、「森の杖」をクラフト
- 「エンドフレイム」、「ハイドロエンプス」などのマナを生成する花を作成
- 「森の杖」を使ってマナプールにマナが溜まるようにセットアップ
マナが溜まったマナプールにアイテムを投げ入れることで別のアイテムに変換できる。
順に説明していく。
「神秘の花」や「きらめくキノコ」を集める
地上全域に神秘の花、地下全域にきらめくキノコが生えるようになる。
序盤からたくさん使うので集めておこう。
花やキノコは以下の方法で作ることも出来る。
- x色の神秘の花(Mystical xxx Flower) バニラの花+各種染料 でクラフトできる。神秘の花はクラフトで同色の2つの神秘の花びらになる
- x色のきらめくキノコ(xxx Shimmering Mushroom ) バニラのキノコ+各種染料 でクラフトできる
- 花の肥料(Floral Fertilizer) 骨粉+任意の染料4つ でクラフトできる。土ブロックに使うと神秘の花を生成できる
花入れ小袋(Flower Pouch)
神秘の花のみ収納できるバックパックで、持っておくと拾った時に勝手に中に入るので便利。
序盤に作って普段から持っておくことをオススメしたいアイテム。
花びらの調合所(Petal Apothecary)をクラフト
ここでの花は何色でもOK。
花びらの調合所を使って「ピュアデイジー」を作成
- 花びらの調合所を設置
- 水バケツで水を入れる
- 白色の神秘の花びらもしくは白色のきらめくキノコを4つQキーで投げ入れる
- この画像のような表示が出るので最後に小麦の種など任意の種を投げ入れる
するとピュアデイジーが出来上がる。
間違って入れたものは、素手の状態で右クリックすれば取り出せる。
ピュアデイジーを使って「リビングロック」、「リビングウッド」を作成
ピュアデイジーの周りに
- 任意の原木を設置して「リビングウッドの原木」
- 石を設置して「リビングロック」
設置してしばらく時間が立つと自動的に変化する。
4つずつ配置する必要はなく、石8つを置いた場合は8つのリビングロックになる。
ピュアデイジーには他にもいくつかレシピがあり、レシピ検索Mod「JEI」の機能を使えばインベントリのピュアデイジーのアイコン上で「U」キーを押して確認できる。
リビングロックから「マナプール」をクラフト
マナプール(Mana Pool)はマナを貯めておく設置型アイテムで、工業Modでいうバッテリーのようなもの。
回収すると溜まっているマナは消失するので注意。
リビングウッドから「マナスプレッダー」、「森の杖」をクラフト
マナスプレッダー(Mana Spreader)は、花からマナプールにマナを貯めたり、マナが貯まっているマナプールから特定のブロックにマナを送り込む装置。
森の杖(Wand of the Forest)は、マナの出力先を指定するために使用する。
花びらの調合所を使ってマナを生成する花を作成
マナを生成する花は工業Modでいう発電機のようなもので、以下が最も初歩的なもの。
他にもあるが他ものは基本的にはマナを使って作る素材が必要になる上位のものであるため、最初はこれらのどちらかを作ることになる。
- エンドフレイム(Endoflame)
石炭発電機のようなもので、付近にドロップしている可燃性のものをマナに変換する。
他Modのアイテムで生産効率があまりに高すぎるものは変換しきれないので注意。 - ハイドロエンゲス(hydroangeas)
水力発電機のようなもので、水源をマナに変換する。
水源の範囲は同じ高さの周囲3x3(斜めを含む半径1ブロック)。生産効率はそこまで良くなく、3日程で枯れる。
ハイドロエンゲスの配置
ハイドロエンゲスを使う場合は、水源が消えないようにこの画像のように無限水源を配置すればOK。
なお、エンドフレイムの場合はマナスプレッダーの近くに配置して、可燃性のものを近くに投げ捨てるだけでOK。
森の杖を使ってマナプールにマナが貯まるようにする
森の杖を「接続モード」にして、マナを生成する花→マナスプレッダー→マナプールの流れになるように、スニーク+右クリックで接続する。
花を後に設置した場合は、自動で近くのマナスプレッダーに出力先が設定される。
「森の杖」を持った状態で視線を合わせると接続先がハイライトされるので、リンクされているかどうかを一応確認しよう。
接続が正しくできていれば、花によって生成されたマナがマナプールに少しづつマナが溜まる。
マナをたくさん貯めるには
マナの生成される量はそこまで多くはないので、序盤からたくさんマナを貯めたい場合はエンドフレイムを複数使うのが良さそう。
エンドフレイムを密集して配置し、1スタック分くらいの可燃物を中心付近に投げ捨てておけばそれなりに速くマナを貯められる。
ドロップされたアイテムは5分で消えてしまうので、あまり多くを落としすぎないようには注意。
マナプールを使ったレシピ
マナプールはマナを貯めるバッテリーのような役割があるが、マナプール自体にもQキーでアイテムを投げ入れて別のアイテムに変換する機能がある。
ピュアデイジーと同じく、JEIの機能を使ってマナプールのアイコンの上で「U」キーを押して確認できる。
使用するマナはレシピによって異なる。
錬金術の触媒がないと対応できるレシピはちょっと少なめ。
錬金術の触媒(Alchemy Catalyst)
マナプールのクラフトレシピを増やす設置型のアイテム。
マナプールのレシピに錬金術の触媒のアイコンが載っているものはこれが必要になる。
一部のアイテムはこれの有無で2種類レシピがあるため注意。
配置
配置はマナプールの下に置くだけ。
これでレシピが変化する。
個人的によく使うレシピ
苗木や花、魚、岩石などを別の種類に変換する面白いレシピがある。
- 苗木: オーク → トウヒ → シラカバ → ジャングル → アカシア → ダークオーク → マングローブ → サクラ → オーク
- 花: タンポポ → ポピー → ヒスイラン → アリウム → ヒナソウ ...
- 腐った肉 → 革
など。
探す手間を省けることがあるので、かゆいところに手が届くレシピ。
まとめ
この記事で紹介してきたように、Botaniaでは多くのアイテムに共通する以下のような仕様がある。
- 専用のメニュー画面を持たず、右クリックやスニーク+右クリックで使用したり、Qキーでアイテムを投げて使う
- クラフト用のアイテムはJEIの機能を使ってUキーでレシピを確認できる
- マナスプレッダーを向けてマナを供給して使うものが多い
ダンジョンなどでよく手に入るアイテム紹介
- 牧草の種(Pasture Seeds) 土ブロックに使うと草ブロックに変化する。「浮遊するxxx」系の花(Floating Flowers)のクラフト素材になる。
- 浮遊するxxx 系アイテム ブロックのように設置できる花で、土ブロックが不要で水に流されたりもしない。マナを生成する花の浮遊版もある
- 鮮やかな牧草の種(Vivid Pasture Seeds) 土ブロックに使うと「鮮やかな草ブロック」に変化する。
- 鮮やかな草ブロック(Vivid Grass) 水源なしでサトウキビを栽培できるブロック
- 育ちすぎた種(Overgrowth Seed) 草ブロックに使うと「エンチャントされた土」に変化する。
- エンチャントされた土(Enchanted Soil) 作物が2倍の速さで成長するブロック
- 黒スイレン(Black Lotus) マナプールに投げ込むとマナになる消費アイテム
- マナ入り瓶(Mana in a Bottle) 様々なプラス・マイナスな効果が発生する6回まで使える消費アイテム。効果は、衝撃吸収X、爆発、移動速度超上昇、足元に水源が発生、炎上、被ダメージ、空中にワープなど。
衝撃吸収Xの効果だけは使えなくもないが、実用性としては微妙でマルチプレイなどでのお楽しみ要素という感じかな。
関連URL(外部・英語)
CurseForge - Botania
Web版のチュートリアル本 - Botania公式Webサイト