Building Wands(ビルディングワンド)は、持っているブロックの一括設置・一括破壊ができる杖を追加するMod。
列や面など色々な形状で設置・破壊できるのでかなり便利で、類似Modの「Construction Wand」よりももっと多機能。
機能が多い上、使い方に少し癖があるので使いこなすのは難しめだが、このModのアイテム独自の設置や破壊パターンがあるので、より高度な一括破壊・一括設置ツールを使いたい人にオススメしたいMod。
Construction Wandに興味があるならこちらをどうぞ。
Construction Wandとの違い
どちらも一括破壊・一括設置ができる杖を追加するModで、以下のような違いがある。
Construction Wandは、
- 設置・破壊パターンがシンプルで使いやすい
- 一括破壊したブロックは除去されてドロップしない
- Forgeのみ対応 ※この記事公開時点
Building Wandsは、
- より多くの設置・破壊パターンがある。例えば、
- 階段状や円形に設置・破壊
- 2点間を埋めるように範囲設置・破壊
- 指定したブロック数ごとにスペースを開けて範囲設置・破壊
- 一括破壊したブロックはドロップする。経験値もあり
- 一括置換や一括使用もできる
- Forge/Fabricに対応 ※この記事公開時点
最初、私はConstruction Wandがあれば十分だと思っていたのだが、できることの違いを知るとBuilding Wandsも中々優秀なModだと感じるようになってきた。
バージョン
今回解説するバージョンは1.20.1-2.1.1で、本体バージョン1.20.1に対応。
※アップデートによって内容が変わる場合があります
日本語化の対応状況
日本語化には対応していない。
主なアイテム
- Stone wand 石の杖。一度に16ブロック(先)まで設置/破壊できる。耐久度:256
- Iron wand 鉄の杖。一度に32ブロック(先)まで。耐久度:512
- Diamond wand ダイヤの杖。一度に64ブロック(先)まで。耐久度:2048
- Netherite wand ネザライトの杖。一度に256ブロック(先)まで。耐久度:4096
- Creative wand クリエイティブ用の杖でクラフト不可。一度に512ブロック(先)まで。耐久度:無限
サバイバルモードで作れる最上位はNetherite wandなので、耐久度を無限にすることはできない。
耐久力や修繕などのエンチャントは付与可能。
使い方
主に杖を右クリックして使うが、細かな使い方はモードによって変わる。
いずれかの杖を持った状態で「Y」キーを押すと専用のメニューが開く。
主に見るべき場所は、赤枠の2箇所。
- Action 設置、破壊などの切り替え
- Mode どんな形で設置・破壊するか
ActionやModeごとの細かな挙動については次の項目で紹介する。
その他の操作
- Uキー 元に戻す(設置のみ。破壊は戻せない)
- 空中に向かって右クリック 現在の設定をクリア
現在の設定確認
現在のモードや選択中のブロック数、ブロックの位置などは画面右下に表示される。
Action
- Place:一括設置モード
- Replace:一括置換モード。オフハンド(左手)に持っているアイテムで置き換えられる
- Destroy:一括破壊モード。Toolsに入れたアイテムで破壊する
- Use:一括使用モード。オフハンド(左手)に持っているアイテムを一括で使用する
一括設置
まずは、Action: Placeで使う場合の挙動について紹介。
Mode: Direction(方向指定)
方向指定のモード。デフォルトがこれ。
視線の先のブロックに9分割された方向が表示され、その視線の位置によってブロックの設置場所が決まる。
一括設置ではなくて、連続でクリックすることでどんどん先に伸ばして配置することができる。
斜めもあるので階段状にもできる。
Mode: Row/Column(行列)
横並びに一括配置するモード。
Construction WandのLeft/Rightモードのような設置方法。
設定のOrientation(向き)を設定すると縦横を切り替えられる。
このように、モードによってはメニューの右側にさらに細かな設定が表示される。
Mode: Fill(埋める)
範囲を選択して、その範囲内に一括配置するモード。
Mode: Area(エリア)
すでに設置してあるブロックに重ねて一括配置するモード。
Construction Wandにもある設置方法。
Mode: Grid(グリッド)
指定した数のスペースを空けて一括配置できるモード。
設置範囲や何ブロック間を空けるかを設定できる。
Mode: Line(ライン)
開始と終了の2点を選択して、その間に線を引くように一括設置するモード。
Mode: Circle(円)
中心から半径への2点を選択して、その半径で円状に一括設置するモード。
設定の「Plane」を切り替えると向きを縦にできるので、アーチ状に設置することもできる。
Mode: Copy(コピー) / Paste(ペースト)
Copyモードで空間をコピーして、Pasteモードで一括設置できるモード。
三次元的に選択できる。
松明の等間隔設置にも使える。
Pasteモードでは、RotationやMirrorで設置位置を反転したりできる。
Mode: Tunnel(トンネル)
直方体の形で設置できるモード。
縦、横、高さ、中心点の調整などができる。
一括破壊
今度は、Action: Destroyで使う場合。
一括破壊ではメニューのToolsボタンから適切なツールをセットしておく必要がある。
適切なツールがない場合「No Tool」と表示され、破壊することができない。
Mode: Direction(方向指定)
視線の先のブロックに9分割された方向が表示され、その視線の位置によってブロックの破壊場所が決まる。
一括破壊ではなくて、連続でクリックすることで奥から順に破壊することができる。
斜めもあるので階段状に破壊することもできる。
Mode: Row/Column(行列)
横並びで一括破壊するモード。
Construction WandのLeft/Rightモードのような一括破壊。
設定のOrientation(向き)を設定すると縦横を切り替えられる。
Mode: Fill(埋める)
開始と終了の範囲を選択して、その範囲を一括破壊するモード。
Mode: Area(エリア)
視線の先と同種のブロックを面で一括破壊するモード。
Construction Wandにもある破壊パターン。
同種のブロックを対象とするため例えば石に向かって使った場合、鉱石などは壊れないため鉱石探しにも使える。
Mode: Grid(グリッド)
指定した数のスペースを空けて一括破壊するモード。
破壊範囲の広さや、何ブロック空けるかなどを設定できる。
Mode: Line(ライン)
開始と終了の2点を選択して、その間に線を引くように一括破壊するモード。
Mode: Circle(円)
中心と半径の2点を選択して円状に一括破壊するモード。
Planeを切り替えて縦にもできる。
Mode: Copy(コピー)/Paste(ペースト)
Copyモードで空間コピーして、Pasteモードで一括破壊できるモード。
Mode: Tunnel(トンネル)
直方体の形で範囲を一括破壊できるモード。
Areaと違ってブロックの種類に関わらず破壊できる。
※使い方の問題なのかたまにいくつかのブロックが壊れずに残ってしまうことがある?
縦横高さそれぞれのブロック数を設定でき、Offsetを使って位置の調整もできる。
Offset yを使えば直下掘りもできる。
Mode: Vein(ヴェイン)
同種の鉱石を塊ごと全て一括で破壊するモード。
マイクラModでよくあるVein Miningの採掘機能。
Mode: Blast(ブラスト)
複数のTNTを同時に爆発させてブロックを破壊採掘するモード。
TNTをたくさん持っておく必要がある。
被ダメージはない。
一括置換
ActionをReplaceにすると破壊と設置を同時にできる。
破壊モードと同じく、メニューのToolsボタンから適切なツールをセットしておく必要がある。
また、設置したいブロックをオフハンド(左手)に持っておく必要がある。
各Modeの挙動は上で紹介したものと同じ。
Fillのパターンだけ紹介するとこんな感じでブロックを入れ替えることができる。
元々設置してあったブロックはドロップする。
一括使用
ActionをUseにすると一括使用ができる。
オフハンド(左手)に持っているアイテムを一括で使用し、斧で複数の原木の皮を一括で剥いだり、シャベルで広範囲に道を作ったりできる。
使いたいツール(斧やシャベル)はオフハンドに持っておく必要があり、Toolsのインベントリに入れても使えないので注意。
その他のアイテム
- Magic Bag Tier 1 同種のアイテムを64個を超えて大量にスタックできる。アイテムを1つ以上入れておくと、杖を使ってブロックを破壊した場合に自動で中に入る。最大17,000まで入るらしい
- Magic Bag Tier 2 同上。最大170,000まで入るらしい
- Magic Bag Tier 3 同上。入る数は無限らしい
- Palette 一括設置での設定アイテム。ブロックの種類を設定しておいて、一括設置時にオフハンド(左手)に持っておくと設定したブロックをランダム/順番に設置できる。設置するブロックはインベントリに持っておく必要がある
キー設定
結構細かめにキー設定できる。
クリエイティブモードで大規模な建築をする場合などにこれらをうまく使えるとかなり効率化できそう。
シェーダー使用時の注意事項
シェーダーによっては使用時にプレビューが表示されないことがあるらしい。